消費者、仲卸、中抜きのポジションから抜け出せない
日本人の技術力は大差ないと思っている。
が、組織や社会といったもっと大きなレベルになると技術力が大幅に落ちる。
というのも、消費者、仲卸、中抜きの立場から抜け出せてないのだ。
一つ象徴的なのはオープンソース文化と真逆な会社が多いことだ。
グローバル企業ほどオープンソース文化のメリットデメリットをよく知っている。
雇用関係のない人にコードを書いてもらい、世界中の技術者から良質なコードを提供してもらっている。
これを「採用活動」にも応用している。
一方、日本企業はどうだろう？
外注文化をやめられず、コードを書けない人材を大量に雇用している。
このような状態でオープンソースプロジェクトを会社で立ち上げることさえ無理だろう。
また、人事異動やジョブローテーションなどで現場から強制的に遠ざける組織運営も拍車をかけている。
このように、グローバル企業と日本企業のITに対する姿勢というのは雲泥の差なのである。
これが変わらない限り、日本国内におけるITを使った生産性向上など土台無理な話なのだ。
